DateTime オブジェクト

datetime モジュールでは、様々な日付オブジェクトや時刻オブジェクトを提供しています。以下に示す関数を使う場合には、あらかじめヘッダファイル datetime.h をソースに include し (Python.h はこのファイルを include しません)、 PyDateTime_IMPORT マクロを、通常はモジュール初期化関数から、起動しておく必要があります。このマクロは以下のマクロで使われる静的変数 PyDateTimeAPI に C 構造体へのポインタを入れます。

型チェックマクロ:

int PyDate_Check(PyObject *ob)

obPyDateTime_DateType 型か PyDateTime_DateType 型のサブタイプのオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDate_CheckExact(PyObject *ob)

obPyDateTime_DateType 型のオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_Check(PyObject *ob)

obPyDateTime_DateTimeType 型か PyDateTime_DateTimeType 型のサブタイプのオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_CheckExact(PyObject *ob)

obPyDateTime_DateTimeType 型のオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyTime_Check(PyObject *ob)

obPyDateTime_TimeType 型か PyDateTime_TimeType 型のサブタイプのオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyTime_CheckExact(PyObject *ob)

obPyDateTime_TimeType 型のオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDelta_Check(PyObject *ob)

obPyDateTime_DeltaType 型か PyDateTime_DeltaType 型のサブタイプのオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDelta_CheckExact(PyObject *ob)

obPyDateTime_DeltaType 型のオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyTZInfo_Check(PyObject *ob)

obPyDateTime_TZInfoType 型か PyDateTime_TZInfoType 型のサブタイプのオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

int PyTZInfo_CheckExact(PyObject *ob)

obPyDateTime_TZInfoType 型のオブジェクトの場合に真を返します; obNULL であってはなりません。

バージョン 2.4 で追加.

以下はオブジェクトを作成するためのマクロです:

PyObject* PyDate_FromDate(int year, int month, int day)
Return value: New reference.

指定された年、月、日の datetime.date オブジェクトを返します。

バージョン 2.4 で追加.

PyObject* PyDateTime_FromDateAndTime(int year, int month, int day, int hour, int minute, int second, int usecond)
Return value: New reference.

指定された年、月、日、時、分、秒、マイクロ秒の datetime.datetime オブジェクトを返します。

バージョン 2.4 で追加.

PyObject* PyTime_FromTime(int hour, int minute, int second, int usecond)
Return value: New reference.

指定された時、分、秒、マイクロ秒の datetime.time オブジェクトを返します。

バージョン 2.4 で追加.

PyObject* PyDelta_FromDSU(int days, int seconds, int useconds)
Return value: New reference.

指定された日、秒、マイクロ秒の datetime.timedelta オブジェクトを返します。マイクロ秒と秒が datetime.timedelta オブジェクトで定義されている範囲に入るように正規化を行います。

バージョン 2.4 で追加.

以下のマクロは date オブジェクトからフィールド値を取り出すためのものです。引数は PyDateTime_Date またはそのサブクラス (例えば PyDateTime_DateTime)の インスタンスでなければなりません。引数を NULL にしてはならず、型チェックは行いません:

int PyDateTime_GET_YEAR(PyDateTime_Date *o)

年を正の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_GET_MONTH(PyDateTime_Date *o)

月を 1 から 12 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_GET_DAY(PyDateTime_Date *o)

日を 1 から 31 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

以下のマクロは datetime オブジェクトからフィールド値を取り出すためのものです。引数は PyDateTime_DateTime またはそのサブクラスのインスタンスでなければなりません。引数を NULL にしてはならず、型チェックは行いません:

int PyDateTime_DATE_GET_HOUR(PyDateTime_DateTime *o)

時を 0 から 23 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_DATE_GET_MINUTE(PyDateTime_DateTime *o)

分を 0 から 59 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_DATE_GET_SECOND(PyDateTime_DateTime *o)

秒を 0 から 59 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_DATE_GET_MICROSECOND(PyDateTime_DateTime *o)

マイクロ秒を 0 から 999999 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

以下のマクロは time オブジェクトからフィールド値を取り出すためのものです。引数は PyDateTime_Time またはそのサブクラスのインスタンスでなければなりません。引数を NULL にしてはならず、型チェックは行いません:

int PyDateTime_TIME_GET_HOUR(PyDateTime_Time *o)

時を 0 から 23 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_TIME_GET_MINUTE(PyDateTime_Time *o)

分を 0 から 59 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_TIME_GET_SECOND(PyDateTime_Time *o)

秒を 0 から 59 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

int PyDateTime_TIME_GET_MICROSECOND(PyDateTime_Time *o)

マイクロ秒を 0 から 999999 の間の整数で返します。

バージョン 2.4 で追加.

以下のマクロは DB API を実装する上での便宜用です:

PyObject* PyDateTime_FromTimestamp(PyObject *args)
Return value: New reference.

datetime.datetime.fromtimestamp() に渡すのに適した引数タプルから新たな datetime.datetime オブジェクトを生成して返します。

バージョン 2.4 で追加.

PyObject* PyDate_FromTimestamp(PyObject *args)
Return value: New reference.

datetime.date.fromtimestamp() に渡すのに適した引数タプルから新たな datetime.date オブジェクトを生成して返します。

バージョン 2.4 で追加.